IIJmioで登場するタイプDやタイプAの具体的な違い、分かりづらくないですか?
そんな疑問もあるかもしれません。
今回はIIJmioにでてくるタイプDとタイプAの具体的な違いや、どっちのタイプを選んだらいいのか?という理由も併せて解説していきます。
・タイプDとタイプAの違い
・今のスマホを使う場合にオススメの回線の種類
・タイプによって利用可能なエリア
・タイプDとタイプAの2つを選べる大きなメリット
目次
IIJmioのタイプDタイプAの違いは具体的に何?
- ドコモの電波を使ったものを【タイプD/ドコモ網】
- auの電波を使ったものを【タイプA/au網】
タイプDとタイプAの具体的な違い

どっちを選んだらいいんだ?

個人的にはドコモ回線の方がエリアが若干広いし、対応するスマホの数が多いからオススメかな。
ドコモ回線とau回線では使う電波の種類が違いますが、表にまとめますと以下のようになります。
ドコモ回線 | au回線 | |
使えるエリア | 広い(特に山間部等で繫がりやすい) | 普通 |
通信速度 | あまり変わらない | |
使えるスマホの数 | 多い | 普通(使用には一定の条件あり) |
対応するSIMの種類 | 4種類 | 3種類 |
使用できるエリアが異なる
ドコモやauのHPの提供エリアマップを見ればわかりますが、両社それぞれ電波の届く範囲が異なります。
他にもドコモとauで使用する電波の周波数も異なるため、その電波を使用しているタイプDとタイプAで使う電波の種類も異なるということです。

どっちの回線のがいいのかい?

例えばハイキング等で山間部に行く機会が多い人ならドコモの回線のが使えるエリアは広がるね。
正規のdocomoとau回線よりは多少速度が落ちる
- タイプA、タイプDの速度あまり変わらない
- 大手キャリアのドコモとauよりは通信速度が遅い
- 日常使いには支障はない
IIJmioではタイプD、タイプA共にドコモとauから回線を借りてます。

高速道路でも車線数が多ければ、車の台数が増えても捌けます。


ただ最近はIIJmioのお昼時の速度改善の取り組みで以前よりはだいぶ速くなったよ!
実際どのくらい速度が落ちるのか?
IIJmio公式サイトには以下のような記載があるかと思いますが、この数値は理論上の速度と書かれていて実際はもっと速度が遅くなります。

引用元:iijmio公式ページ

1Mbps?それじゃ何もできないじゃないか?IIJのHPには速度が1,288Mbpsって書かれてたぞ?

1,288Mbpsは理論上の速度とされてて実際はそんなに出ないよ。
- 実際どの程度の速度が出てれば実用的?
使う用途によって異なりますが
大体上記のような速度が必要になりますが、通常の時間帯であれば速度が10Mbpsも出てれば通信速度を必要とする画像のアップロードにも十分対応可能なレベルです。

お昼時の速度が遅いんでしょう?

確かに通常時に比べると遅いけどね、前よりはだいぶ速くなったかな!

使えるスマホの種類の数が異なる
- 対応するスマホがタイプDのが多い
スマホ端末(特にandroid)端末によっては【ドコモ回線に対応したもの・au回線の対応したもの・両方に対応したもの】と機種によりバラつきがあります。

ドコモ回線に対応したスマホにau回線のSIMを入れたら爆発するの?

するワケないでしょ?auの使う電波を掴めずに圏外になる確率が上がるだけだよ!
- 参考:IIJmioで使うスマホ
IIJmioでは大手キャリアで購入したスマホをそのまま利用できる場合が多いのですが、対応する回線はタイプDのが数が多くなります。
タイプDならドコモで購入したスマホをそのまま使用可
IIJmioのタイプDとドコモで使用する電波は全く同じ。

わざわざ新しくスマホ買わなくていいの?

そう、ドコモユーザーならドコモで使っていたスマホはSIMロックの解除をすることなくそのままタイプDのSIMに入れ替えて設定をすればそのまま使えるんだ!

ドコモで使っていたスマホはそのままIIJmioのタイプDで使えるので、新たにスマホを用意する必要がないんです。
- ドコモのスマホをIIJmioで使える条件

技適??LTE?
技適やらLTEやら用語は覚える必要もありませんが、相当古い機種でない限りドコモで使っていたスマホはタイプDで使えます。

余程古い機種でない限りは使えるよ。
auのスマホをIIJmioで使うならタイプAを選ぶといい理由
auで購入したスマホは、機種によりauの出す電波をキャッチするのに特化した作りになってるものもあります。

auの電波とIIJmioのタイプAの電波は同じなので、タイプAにするとスマホが使えることが多いよ!
ただauで購入したスマホをIIJmioのタイプAを使用する際には以下の条件があります。
という2点への対応が必要です。
- 機種によってSIMロック解除が必要

auで購入したスマホをIIJmioのau回線で使用するには事前にSIMロック解除が必要な場合があります。

SIMロックってなに?

例えばauで買ったスマホにauのSIMカードしか認識させないように鍵をかけて、他社のSIMを読ませないようにしてる状態のことだよ。
auでSIMロック解除できる条件
※2021年10月1日以降に発売された機種はSIMロックがかかってないので解除は不要
- VoLTEに対応してる必要がある
- auで購入したスマホが使えるか確認
IIJmio公式ページの動作確認端末に機種名を入れれば対応しているかどうかわかります。

あまりに古い機種で対応していない場合にはIIJmioにMNP転入の際に購入すると機種によっては1万円以下で買えるよ!
選べるSIMの種類が異なる
- 電話としての機能が必要なら音声SIMを選ぶ
- 他社で使用していた電話番号をそのまま使うなら音声SIMを選択
IIJmio契約時にどのSIMにしますか?という項目がでてくるのですが、最初は迷いますよね?
SIMの種類 | 対応回線 | 2ギガ | 4ギガ | 8ギガ | 15ギガ | 20ギガ |
音声SIM | 850円 | 990円 | 1,500円 | 1,800円 | 2,000円 | |
音声eSIM | au回線のみ | 850円 | 990円 | 1,500円 | 1,800円 | 2,000円 |
SMS付きSIM | 820円 | 970円 | 1,470円 | 1,780円 | 1,980円 | |
データSIM | ドコモ回線のみ | 740円 | 900円 | 1,400円 | 1,730円 | 1,950円 |
データeSIM | ドコモ回線のみ | 440円 | 660円 | 1,100円 | 1,430円 | 1,650円 |

音声SIMでも音声eSIMってあるけど、あれは何?

従来のプラスチックのSIMカードをスマホに入れる形式ではなく、オンライン上からSIM情報をスマホにダウンロードする新しい形式のSIMのことだよ!
eSIMはまだまだ対応するスマホの数も限られてしまうので、従来の音声SIMを選ぶといいでしょう。
契約した後にタイプDとタイプAの間で契約変更はできる?
IIJmio契約後にドコモ回線とau回線の変更(タイプ変更)は可能です。
- 開通手続き方法
1.新しいSIMカードが届いたらSIMカード入れる前に操作を行う
2.iijmioオンデマンドセンターに電話をする【0120-711-122※年中無休/9:00~19:00】
3.音声ガイダンスに従い「2(携帯電話番号ポータビリティ)」を選択後、「乗り換え対象の電話番号」と「SIMカードのICCID(識別番号)下4桁」(SIMカードが同封されてる台紙の裏柄に記載されてる)を入力して開通手続きを行う

引用元:iijmio公式ページ
※iijmioの開通手続きはMNP有効期限の前日までに手続きを行う(もし開通手続きをしなかった場合は期日までに自動的に開通となる)

後からでも回線の種類変更は可能だけど、都度手数料がかかるのでなるたけなら変更をしないように最初に決めておくといいよ!
契約後のSIM変更は、申し込み時のようにキャンペーンで割引が適用になるという訳ではありません。
タイプDかタイプAかを選べるメリット
ドコモ回線のタイプDか、au回線のタイプAの二つ選べてもしょうがないでしょう?と思いませんでしたか?
- 通信障害対策の使い方が可能
たまに聞きませんか?通信障害の影響で○○の会社のSIMは復旧まで時間がかかる、というニュース。

待ち合わせに遅刻しても連絡できなくて困ったよ!

ただ回線契約すればOKか?

いや、この方法は2回線分の料金がかかる!
- 通信障害に備えた使い方
というようにSIMを2枚契約し、SIMを2枚入れられるタイプのスマホに入れて運用します。
SIM2枚契約のため当然2回線分の値段がかかりますが、IIJmioの場合は同じ契約者で複数回線契約の場合にはデータ量をシェアすることができるんです。

タイプDとタイプAの2回線を持っていれば、緊急時にどちらかの通信が途絶えても片方が生きのこればスマホは使うことが可能ということ。
デメリットとしては2回線分の月額利用料が発生してしまう点。とはいえ通信障害のような緊急時に使えるのは大きいと私は思いますよ。
さいごに
今回はIIJmioのタイプDとタイプAの違いやどちらを選んだらいいのか?ということで解説しました。
まとめますと
ということです。
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