新幹線自由席を事前購入するメリットってどのようなもの?

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59鉄道車両 新幹線の自由席を事前購入しておくメリットはどのようなものがあるでしょうか?
結論

  • 通常の時期:あまりメリットがない
  • 繁忙期:駅の混雑に巻き込まれずに済む
  • お盆・GW・年末年始など、人の移動が多い時期ですと、スムーズな旅行や移動が可能になります。
    繁忙期や長距離移動の時に注意したいのが、列車によっては自由席自体がない場合もあります。
    本記事では新幹線の自由席券を事前購入するメリット・デメリットの他、繁忙期に注意したい全車指定席の列車についても併せて解説致します。
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    新幹線の自由席券を事前購入するメリット

    メリットとして強いて挙げれば次のことでしょうか「窓口で 長時間並ぶ必要がない 
    繁忙期ともなると、駅に人で溢れかえり、切符を買うまでに長時間並ぶなんてこともあります。

    窓口で長時間並ぶ必要がない

    通常の時期であれば、事前購入のメリットはありません。
  • GW
  • 年末年始
  • お盆
  • などの連休中は、自由席券購入のために並ぶ列が長くなる時があります。
    切符購入に時間を要する。事前に自由席券を購入しておけば比較的早くホームにたどり着けるということでしょうか。

    参考:長距離列車には自由席が少ない

    新幹線の路線によっては 自由席が設定されてない列車 が存在しますし、東海道新幹線「のぞみ」のように時期によっては全車指定席になる列車もあります。
    自由席のない新幹線
    東北新幹線「はやぶさ」 通年を通じて全車指定席
    東北新幹線「はやて」
    秋田新幹線「こまち」
    山形新幹線「つばさ」
    北陸新幹線「かがやき」
    東海道・山陽新幹線「のぞみ」 繁忙期は全車指定席となる
    上記の列車は自由席の前に、自由席券で乗車できません。
    (のぞみは繁忙期のみ全車指定席で、通常期は自由席が2両連結)
    もし、このような全車指定席列車に乗るのに、指定席を取れなかったらどうなる?というと、その場合には「立席特急券」というものが販売されます※東海道山陽新幹線ののぞみを除く
    立席特急券とは? 全車指定席車両の新幹線が満席となった時にのみ販売され、デッキ部分に立つという条件の元で販売されます。
    尚、東海道山陽新幹線の「のぞみ」は繁忙期は全車指定席となるので、満席の時は自由席特急券を購入の上、デッキに立つことができます。

    自由席券を購入しておけば比較的乗車機会も増える

    自由席は始発駅(東京・盛岡・仙台・新潟・金沢・名古屋・新大阪・その他始発駅)であれば、 後発列車を待てば座れます 
    繁忙期などは事前購入をすることで着席チャンスを増やせます。
    但し、長距離移動の方は列車によっては全車指定席なので注意してください。
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    新幹線の自由席券を事前購入するデメリット

    新幹線の自由席券は、当日であればどの列車(自由席が連結されてる列車に限る)でも好きな時に乗れます。
    ただ、乗車当日に台風が来ていたらどうでしょう?新幹線は安全運行のため、遅延や場合によっては運休というケースも考えられます。
  • 1回目は無料で変更できる
  • 2回目は有料となる
  • というように「1回は無料で変更できます」が、繁忙期や台風などの自然災害のときは駅の窓口がかなり混みます。
    デメリットとしては変更するのに待たされるということでしょうか。

    自由席より更に安く乗るにはどうしたらいい?

    オンラインで購入できる乗車券(指定席)を予約してみては如何でしょうか?
    例えば
  • JR東海:EX早得28ワイド
  • JR東日本:トクだ値14
  • 等、事前予約をすることで乗車券の割引が受けられます。

    EX早得28ワイド

    乗車28日前までの予約の場合、のぞみ指定席の料金が大幅に割り引かれます。
    <たとえば>
    東京~新大阪に行く場合
    • 自由席:13,870円
    • EX早得28ワイド:12,240円
    このような大幅な割引が受けられます。
     デメリット としては予約後の変更ができないこと・繁忙期(GW・お盆・年末年始)の利用ができないこと。
    繁忙期以外でご予定が決まってる時に便利です。

    トクだ値14

    JR東日本管内の新幹線で利用できるお得な乗車券で、出発14日前までに予約をすると割引が適用されるというもの。
    JR東日本からJR西日本へ向けて走行する北陸新幹線は期間が限定されるいう点に注意が必要です。
    トクだ値14は割引率が25~35%に設定されておりお得。
    <たとえば>
    東京から仙台へ行く場合
    • 自由席:10,560円
    • トクだ値14(eチケット):7,610円
    と割引率が大きいのでお得な乗車券です。
    デメリットも挙げるとすれば以下の点でしょうか。
  • 紙の切符として発券した場合は変更ができない
  • 繁忙期開始の下り(東京から地方へ向かう列車)
  • 繁忙期終盤の上り(地方から東京へ向かう列車)
  • にはトクだ値14の設定がないのがデメリットです。

    往復するなら往復割引

    新幹線は片道の乗車距離が601キロ超える場合、 行き帰りの乗車券を買うと「乗車券が10%引き」 になります。
    この場合割引になるのは乗車券だけで、特急券は割引にはなりませんので注意してください。
    参考:東京駅から601キロ超えの駅
    • 秋田新幹線:東京~大曲(610キロ)
    • 東北新幹線:東京~二戸(601キロ)
    • 東海道・山陽新幹線:東京~姫路(644キロ)
    • 山陽新幹線:新大阪~博多(622キロ)
    • 九州新幹線:鹿児島中央~東広島(601キロ)

    新幹線の自由席券はいつから買える?

    乗車予定日の 1か月前の午前10時から 販売が始まります。
    とはいえ、自由席を1カ月も買うメリットはあまりありません。

    自由席で席の予約は必要?

    どこの席に座るか?事前に指定する必要はありません。
    あくまで「自由席が連結された車両の好きな席に座る」というシンプルなもの。
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