格安SIMで使うスマホはそのまま使える?用意する2つの方法を解説

スマホ

格安SIM乗り換え前に思い浮かぶ疑問の一つ「スマホはどうするの?」ということ。

ミオ
ミオ

高額なスマホでも買わなきゃ

いけないんだべ?

右近
右近

買ってもいいし、

買わなくてもいいよ!

ということでこの記事では、格安SIMで使うスマホはどうするのか?について解説します。

この記事でわかること

  • 格安SIMで使うスマホを用意する方法
  • 格安SIMにした場合スマホのデータはどうなるのか?
  • スマホを利用する前に知っておきたい設定のこと

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格安SIMで使うスマホを用意する手段

格安SIMに乗り換える場合の疑問として「スマホどうするの?」という疑問があるかもしれません。

答えは結構シンプル

  • 今のスマホを継続利用する
  • 乗換時に新機種を購入

この2通りなんです。

今のスマホをそのまま使う

基本的に今のスマホを継続利用するケースが大多数なんじゃないか?と思いますが、その前に1点だけ知っておきたいこと。

スマホと格安SIMの電波の関係

格安SIMで使う電波ドコモの電波・auの電波・ソフトバンクの電波の

いずれかの電波をレンタルしている

(どの電波をレンタルするか?は会社ごとに異なる)

参考:格安SIMの使う電波の種類/タップして開く

ドコモの電波を使う格安SIMahamo・irumo・IIJmio・マイネオ・nuroモバイル・日本通信等
auの電波を使う格安SIMUQモバイル・povo・IIJmio・マイネオ・nuroモバイル等
ソフトバンクの電波を使う格安SIMYモバイル・LINEMO・マイネオ・nuroモバイル等
独自の電波を使う格安SIM楽天モバイル(エリア外はauの回線を使用)

スマホ複雑に思われるかもですが、スマホは「機種によって」

ドコモ・au・ソフトバンクのどの電波を上手く掴めるか?微妙に異なる

(一般的に値段の高い機種であるほど掴める電波の種類は多い)

格安SIMの電波は大手電話会社からレンタルするので、設備維持費用などがかからず「安い」
で、大手電話会社の電波は3種類あり、それぞれ電波の周波数は違います。

そしてスマホも実は機種毎にどの電波に対応するか?が異なるんです。
ミオ
ミオ

迂闊に機種変できないじゃないか。

右近
右近

慌てない慌てない!

一般的なケースとして大手3社(ドコモ・au・ソフトバンク)から直でスマホを買った場合であれば、当然その会社の電波に対応したスマホを販売してます。
機種によっては自社以外の会社の電波に対応している機種も、今や当然のようにあります。
そこでまず確認することの1つ目、今のスマホをそのまま使う場合、格安SIMの回線に対応するか?

確認①:スマホが対応するか?

スマホが乗り換えた先の格安SIMで使えるか?を確認する方法として動作保証の項目を調べることで解決できます。

動作保証とは?
市場で売られてるスマホに、自社で提供しているSIMカードを入れて、自社のSIMカード(つまり大手電話会社から借りてる電波)を認識するか?をテストした結果のこと。
要はそのスマホと電波が合致してるか?がわかるということ。

参考:動作保証の調べ方/タップして開く
google検索などの検索エンジンで「格安SIM名+動作保証」と入力。
該当のページで機種名を入力すると、そのスマホが乗り換え先の格安SIMの電波に合致するか?がわかる。
アイ
アイ

調べるの難しそうだよ。

右近
右近

動作保証を調べるのは、回線が変わるとき等は必要かな!

ご契約中の会社の回線と変わる場合にはこの動作保証の項目を調べる必要があるということ。

動作保証を調べる必要があるケース
いま契約中の会社乗換先の格安SIM調べる必要
ドコモソフトバンク・auの電波を使う格安SIM
ソフトバンクドコモ・auの電波を使う格安SIM
auドコモ・ソフトバンク・auの電波を使う格安SIM

少し特殊ですが、auからauの電波を使う格安SIMへの乗換は調べておきましょう。

以上のように、ドコモ⇔ドコモの電波を使く格安SIM・ソフトバンク⇔ソフトバンクの電波を使う格安SIMの乗換の場合は、基本的に「余程古すぎる機種でない限り」そのまま使えるケースが大多数です。
参考これまでガラケーで使われていた電波(3Gとも言う)は、ソフトバンク、auで停波されました。
※ドコモの3Gは2026年で終了
その影響でauの電波を使う格安SIM、ソフトバンクの電波を使う格安SIMにも影響があります。

auの電波を使う格安SIM4GVoLTEに対応しない古い機種は使用不可
ソフトバンクの電波を使う格安SIM3Gのみ対応の機種は動作保証対象外

以上のように古い機種をお使いの場合は必ず動作保証の項目を調べて下さい。

古い機種の場合だと、現在主流の4G・5G回線に対応していなく使えない可能性があります。
これはドコモ・au・ソフトバンク共通することです。

確認②:古い機種はSIMロック解除する

アイ
アイ

SIMロック?

右近
右近

ザックリ言うと

そのスマホを買った会社以外のSIMカードは認識しないってこと!

ザックリした説明だと以上ですが詳しく説明すると、、、

  • ドコモで買ったスマホ:ドコモ以外のSIMカードを入れても認識しない
  • auで買ったスマホ:au以外のSIMカードを入れても認識しない
  • ソフトバンクで買ったスマホ:ソフトバンク以外のSIMカードを入れても認識しない

というように「自社以外で使わないでね」とスマホにロックをかけていた状態のこと。

SIMロック解除不要な場合もアリ

ただ、このSIMロックも2021年以降に発売された機種やSIMフリーの機種は最初からSIMロックがかかってませんので解除不要。

SIMロック解除が不要なケース
  • 電気屋さんなどで購入したSIMフリーと呼ばれるスマホ
  • Apple Storeなどで購入したiPhone
  • Amazonなどで購入したSIMフリーのスマホ
  • ドコモで2021年8月27日以降に購入したスマホ
  • auで2021年10月1日以降に購入したスマホ
  • ソフトバンクで2021年5月12日以降に購入したスマホ

以上のスマホは最初からSIMロックがかかってませんので、解除する必要はありません。

SIMロック解除はどこですればいい?

大手3社(ドコモ・au・ソフトバンク)の各ショップ・WEBで可能。

各社SIMロック解除の方法

WEB店舗電話
ドコモドコモオンライン手続きドコモショップ151

受付時間:午前9時~午後8時

auMy auauショップ×
ソフトバンクMy Softbankソフトバンクショップ×

乗り換え時に新機種を買う

格安SIM乗り換えのときに新たに購入することも可能です。

格安SIMで使うスマホはどこで買う?
  • 格安SIMでスマホを販売しているなら格安SIMのHP
  • 家電量販店のSIMフリースマホコーナーで購入
  • Apple StoreでiPhoneを購入
  • amazonなどのネットで購入
  • メルカリなどの中古品を購入

この選択肢の中で一番確実な方法としては、乗り換え先の格安SIMから購入する手段でしょう。というのも格安SIM自社で販売しているスマホは、全てのスマホが使える補償があるため。

ただ、格安SIMによってはスマホの取り扱いがない場合がありますが、一般的に知られてる格安SIMでスマホを販売しているか否かは以下の通り。

スマホを販売しているahamo・irumo・YモバイルUQモバイル楽天モバイル
スマホの販売はなしpovo・LINEMO

スマホをそのまま使う場合データはどうなる?

スマホを継続利用の場合はデータはそのままで、データ類の移行はする必要はありません。

但し、後述する通りスマホを継続利用または新機種を利用する場合それぞれ、スマホを使い始める前に「スマホの初期設定」が必要になります。
ミオ
ミオ

オレがやるのか?

右近
右近

そう、オレがやるんだよ!

スマホの初期設定と聞くと物凄くハードルが高そうなイメージかもしれません。

格安SIMに乗り換えたら初期設定をする

格安SIMでスマホを使い始める前に、スマホの初期設定というものが必要になります。

方法はここで書くと非常に長くなりますので割愛しますが、方法は結構シンプル。

スマホの初期設定

androidスマホの初期設定iPhoneスマホの初期設定
①:電源を落としてSIMカードを入れる①:WiFi環境が必要
②:電源を入れて設定を開く②:APN構成プロファイルをダウンロードする
③:APN設定を行う③:指示に従って設定を行っていく

スマホ別に異なる初期設定を、スマホを使う前に必ず行う必要があります。

この設定をしないと、スマホがどの電波を使うのか?が判別ができていない状態なのでスマホを使えません。

アイ
アイ

ハードル高いよ、

(ヾノ・∀・`)ムリムリ

右近
右近

そっか!

この初期設定は、基本的に各社申し込んだ後に送られてくる簡易的な説明書に方法が記載されてます。
もし記載がなくても、検索で「会社名+初期設定」と検索すれば方法が載ってます。

店舗で設定はやってくれないの?

格安SIMは電波をレンタル・店舗がないために低価格が実現できてます。そのため、一般的な格安SIMは対面でのサポートではなくオンラインでのサポートが中心になると思ってください。

ただ、格安SIMと今回は一括りにしてますが、大手3社直営の会社は店舗を構えてるため有料でのサポート体制を実現できている会社もあります。

店舗サポートがある格安SIM

ahamoドコモショップで有料にて対応可
irumoドコモショップで有料にて対応可(一部無料)
YモバイルYモバイルショップで有料にて対応可(一部無料)
UQモバイルauショップで有料にて対応可
楽天モバイル楽天モバイルのショップで有料にて対応可

以上のように、大手直営の会社の場合は有料ではありますが店舗と対面サポートがあります。

アイ
アイ

無料じゃないのか。。。

右近
右近

自分でやることが増える代わりに、

安さが実現できてるからね!

大手3社(ドコモ・au・ソフトバンク)は基本料こそ高めですが、その分フルサポート体制が用意されてます。
料金が安くなるに従って自分で行う事が増える反面料金が下がります。
大手3社提供の格安SIM(ahamo・irumo・Yモバイル・UQモバイル)は料金が下がっている反面、基本は自分でやってくださいよというスタンスなんです。
とはいえ、自分で行う初期設定が不安で仕方がないという場合にのみ、このようなサポート体制を利用するのもアリだと思いますよ。

さいごに

格安SIMで使うスマホについて解説しました。

まとめです。

格安SIMで使うスマホを用意する手段
  • 今のスマホを継続利用
  • 乗換時に新規機種を購入
尚、スマホ利用前には「初期設定」が必要になりandroidならAPN設定・iPhoneならプロファイルのダウンロードが必要になる点に注意。
格安SIMによっては店舗を構えてる会社(ahamoUQモバイルYモバイル楽天モバイル)もあるので、有料であればサポートを受けることが可能です。
どうしても自分ではにっちもさっちもいかない場合に利用することで解決可能です。